ごあいさつ

 皆様には、平素より高松信用金庫をご愛顧いただき、厚く御礼申し上げます。
 昨年は、3か年の「中期経営計画2018~2020」の最終年度であり、経営基盤の強化や収益力の改善による「持続可能なビジネスモデルの構築」を実現すべく、信用金庫の独自性を活かした様々な取組みを通じた「共創力」の発揮に、金庫を挙げて取り組んでまいりました。しかしながら、年度当初より新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、当金庫の取引先事業所においても経済活動の人為的な抑制を余儀なくされ、業況悪化と大幅な景気後退をもたらすことになりました。当金庫においても感染拡大防止のため、各種イベント・セミナーやSDGsへの取組み等、多くの地域貢献への活動が中止や規模縮小となり、本業においても、昨年4月の緊急事態宣言発令を受け、本来であればスタートダッシュをかける時期に営業活動の自粛を行う等、取り組むべき施策や活動が思うように実施出来ない1年でした。

 こうした中、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた事業者の事業活動や個人の皆様の生活を徹底的に守り抜くために、資金繰り支援や、本業支援等、様々な取組みに金庫を挙げて取り組んだ結果、業績は5期ぶりの増収増益決算を達成することが出来ました。
 新型コロナウイルス感染拡大については、ワクチン接種が開始する等の明るい兆しはあるものの、パンデミックの収束時期は依然見通せず、日本経済は非常に厳しい状況が続いています。香川県内においても、インバウンド需要の消失や外出の自粛等で観光業や飲食業を中心に売上げが激減する等、当金庫の主要な取引基盤である中小企業は深刻な影響を受けております。

 信用金庫の原点は、「相互扶助・非営利の理念」です。高松信用金庫は、影響を受けられた事業者、個人のお客様に対して親身になって寄り添い、こういった「地域が厳しいときこそ信用金庫の出番である」との気概を持ち、地域金融の円滑化に強い決意を持って取り組んでまいります。

 令和3年度よりスタートした当金庫の「中期経営計画2021~2023」においては、コロナ禍により大きな影響を受けている地域の皆様を支えるために「支援力の強化」を最重点項目として取り組むととともに、会員の皆様、お客様、地域社会、役職員の繁栄と幸福の実現に末永く貢献できる体制を整えるため、経営基盤や収益力の強化による「持続可能なビジネスモデルの構築」にも引き続き取り組んでまいります。

 高松信用金庫が地域の皆様にとってなくてはならない存在となるよう、全役職員一丸となり、努力を重ねていく所存です。

 今後とも変わらぬご支援、ご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

令和3年7月
理事長 大橋和夫