

平素より高松信用金庫に対し格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、我々を取り巻く経済環境は様々に変化しています。日本の景気は持ち直しの局面にありますが、輸出や緊急経済対策にけん引された面が強く、内需を中心とした自立的回復にはまだ時間が必要と思われます。世界経済は欧州諸国をめぐる財政・金融問題や米国経済の先行き不透明感等から今後の動向にも注意が必要です。
こうしたなか、政府は「強い経済」、「強い財政」、「強い社会保障」を基本方針に『新成長戦略』を決定しました。また、香川県は、経済・雇用対策としての「企業誘致」と「地場産業の振興」を基本方針とした『産業振興プラン』を公表しました。
国や県の政策の実行により日本経済が元気を取り戻し、地域経済が活性化することに、地域金融機関として大きな期待をしています。
当金庫の使命は、地域金融円滑化の主旨から会員をはじめ県内の中小零細企業を総合的にサポートし、円滑な資金供給等を通じて、地域経済・社会の持続的な発展に貢献することです。その実現のため、新中期経営計画『絆・原点回帰』を策定し、積極的に取組んでいます。
具体的な取組みとして、1つ目には、商工会議所・商工会と事業資金支援のための業務提携を行い、当該会員様への利便性の高い資金融通や経営相談など金融の円滑化に努めています。今後とも、地域の様々な団体との連携を一層強化して裾野を広げるとともに付加価値の高い金融円滑化に取組んでまいります。
2つ目には、地域経済の厳しい状況が改善しないなか、中小零細企業の年末および年度末の資金需要にきめ細かく対応すべく「緊急休日経営相談会」を開催したほか、本年4月以降は毎月第2土曜日に「土曜日相談会」を開催しております。相談会では企業経営全般に係るアドバイスや融資相談対応が中心となっていますが、個人の住宅資金、資金運用等の相談にも対応しています。
3つ目には、平成21年12月に施行されました「中小企業金融円滑化法」の主旨を踏まえた態勢整備です。平成22年1月に「金融円滑化に関する基本方針」を制定し、併せて、各営業店に金融円滑化相談窓口を開設したほか、融資管理本部内に経営支援部を新設しました。また、職員の目きき能力向上研修を継続的に実施していますが、こうした取組みが奏功し、返済条件の緩和や経営改善に向けたコンサルティング機能の発揮等で実績が上がってきています。
本年度は、新中期経営計画の2年目にあたります。法令等を遵守し、地域経済が厳しい今こそ活躍するチャンスと捉え、従来にも増して地域密着型金融の機能強化、中小零細企業の支援に取組み、当金庫の使命を果たしてまいる所存です。
そのためにも、「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」を備えた『社会人基礎力』の向上に努め、自らを変革しつつサービスの維持向上を図り、地域の皆様方から「地域密着度№1の信用金庫」との評価を得られるよう邁進してまいります。
何卒、変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
平成22年9月
